読書好きの”私”による本とゆずの紹介がメイン。あと、バイクや、図書館司書資格取得に向けた日々の奮闘記事も書きます! 気になったことや、素敵!と感じたことをどんどんオススメしていきます。
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『真夜中の五分前 side-A&side-B』 本田孝好
2012年10月18日 (木) | 編集 |
本田孝好の『真夜中の五分前』を読みました。
side-Aとside-Bの2冊構成で、しかもside-Bの裏表紙のあらすじ書きの所に(必ずside-Aから読んでください)なんて書いてあるものだから、若干のミステリー小説なのかな?と思いきや。

本の内容は、
広告代理店に勤める主人公が、一人の女性と出会うところから。
その女性”かすみ”には一卵性双生児の双子の妹”ゆかり”がいて、ゆかりには尾崎という婚約者がいた。
妹の婚約祝いを贈りたいが、かすみの考えや行動をゆかりは分かってしまうため、どうしても”サプライズ”な贈り物をすることができない。
そこで、かすみは主人公にプレゼントを選ばせ、ゆかりにプレゼントを贈る。
かすみは、容姿だけではなく、考え方やセンス、好み、その他いろんなものがゆかりと同じだということを気にしており、「自分がかすみである」ことの意味が良く分からなくなってしまう。
自分はいなくなっても良いのではないか、だって、まったく同じもう一人がこの世に存在するのだから。
そんなかすみに、主人公は「かすみさんでもゆかりさんでも、どちらでも良い、君は君だ」みたいなことを言う。

一方、主人公は昔の恋人を交通事故で失くしたことにより、女性を好きになる、愛することの意味を見いだせずにいる。
でもそれは、引きずるわけでもなく、悲しみに暮れているわけでもなく、
ただ単に、無感情で、自分を含めた周囲をあまり気にしない感覚(気にならない感覚)があるだけだった。

自分が自分であることに苦しむかすみと、自分が自分であることにあまり興味のない主人公の恋愛物語。
この2人は、どこに向かって行くのか?果たして、結ばれるのか?
・・・すみません、この本が伝えたいことは多分そういうことではないと思うのですが、上手く書けませんでした。。。

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下記は、既読の人のみ、お読みください。
正直、2冊に分ける必要性はまったく感じなかったです。
1冊の中で、前後編仕立てでも良かったのかな、と。でも、side-AとBの間で、2年経過しているので、それを感じさせるのに分冊が必要だったのでしょうか。

あと、結局死んだのはかすみだったのか、ゆかりだったのか。
私は、本編の設定とは逆に事故で死んだのがゆかりで、生き残ったのはかすみだったと思います。(生き残ったかすみが、ゆかりを装って尾崎さんと結婚生活を続けた。)
ストーリーを読む限り、かすみは双子の類似性や自分の存在について悩んでおり、好みではない化粧をしたり、泳げるように練習したり、現実に抗おうとしていました。
ですが、ゆかりは現実を認め、かすみとゆかりが同じ思考であることを受け入れていたと思います。
なので、かすみが尾崎さんをあまり好きではないみたい、と気にしていたり、趣味が違ってきたことを少し寂しい、と感じていました。
もし、生き残っていたのが本当にゆかりであったのなら、尾崎さんから別れを告げられた時に主人公の家に行くようなことはしない(そもそも、ゆかりと主人公ってかすみ経由の接点しかなく、そんなに親しくないのでは?)
それに、最後の場面で主人公に「自分はかすみでもゆかりでもない」なんて言わなかったと思います。
(ゆかりは、自分をゆかりだと認めていたように思います。)

あと、「かすみが尾崎さんに好意を寄せていた事を、ゆかりはかすみから聞いていた」と言っていますが、そこがしっくりとこない。おそらく、かすみはゆかりには言わなかったと思うんですよね、尾崎さんへの好意について。
言うのであれば、もっと早く言っていたと思う。

それに、尾崎が感じた漠然とした不安。「ほんとうにゆかりなのか?」という違和感。
これが、一番大きい。
いくら一卵性双生児とはいえ、結婚すると決めて、愛を育んだ女性に対して、そういう違和感は抱かない。
尾崎とゆかりの愛は本物だったと思うので・・・。

最後に、元も子もないことを言いますが、一卵性双生児の双子でも、外見がまったくもって同じ、というのはないのでは・・・?と。
友人に双子はおりますが、なんらかの違いはあるし・・・
みなさんは、どう思いますか?
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『MISSING』 本多孝好
2012年07月17日 (火) | 編集 |
久しぶりに記事を書きます。
本多孝好の『MISSING』を読みました。短編が5話収録されているのですが、やっぱり印象的なのは1話目の『眠りの海』です。

基本的にどの話の中でも誰かが亡くなっていて、それにまつわる話です。
しかも、どれもスッキリとした終わり方をしなくて、謎を抱えたまま終わります。
そういうのが苦手な人、例えば東野圭吾のガリレオシリーズみたいに、謎が全部解明しなくちゃ気がすまない人にはオススメできません。
私は比較的何でも読む人なので、大丈夫なのですが。

さて、『眠りの海』はどんな話かというと、
高校教師(男)が学校の生徒ととあるきっかけから恋愛関係になります。
しかしそれが校長だったか教頭だったかに知られてしまい、「彼女と別れるか、クビになるか」の選択を迫られ、「彼女と別れる」方を選びます。
事情を女子生徒に説明し、卒業までは一旦別れ、その後に堂々と付き合おう、ということになりました。
女子生徒のお願いで別れる前の最後のデートとして、東名高速を車で走っている最中、事故が起きます。
彼女が運転中の教師にキスをしたことで判断が鈍り、カーブを曲がりきれずに壁に衝突。
彼女だけが亡くなり、高校教師は生き残る、というものです。

さて、なぜ彼女は突然キスをしたのか
最後のお別れの印か、単なる気まぐれか、それとも・・・

お話の中では1つの予測から導き出された結論が出るのですが、
それが真実かどうかは彼女亡き今、誰にも分かりません。
ただ、その予測を聞いたら、すこしゾッとしてしまうかもしれません。

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