読書好きの”私”による本とゆずの紹介がメイン。あと、バイクや、図書館司書資格取得に向けた日々の奮闘記事も書きます! 気になったことや、素敵!と感じたことをどんどんオススメしていきます。
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『永遠の0(ゼロ)』 百田尚樹
2013年07月17日 (水) | 編集 |
百田尚樹の『永遠の0』を読みました。
昨日、たまたま近所の公立図書館の貸出本ランキングを見たら、上位にランクインしてましたね。

これは、第2次世界大戦時の、零戦乗りのお話です。
司法試験に何度も落ちてニートの26歳の青年が、祖母の死をきっかけに祖父から聞いた衝撃の事実。
「実は、マツノは私と結婚する前に結婚していたんだ。お前の母さんは、マツノと前夫との間に生まれた子供だから、私とお前は血が繋がっていない。前夫は、戦死だった。」
マツノとは、主人公の祖母の名です。
ずっと祖父だと思っていた人が、(血の繋がった)祖父ではなかったことの衝撃たるや。

姉の提案をきっかけに、主人公は死んだ祖父がどんな人だったのかを調べ始めます。
母親が「本当のお父さんがどんな人だったのかを知りたい」と言ったこともあり、最初は「姉と母親のために調べてあげている」状態だった主人公でしたが、調査が進むにつれて自主的に戦争の本を読むなど、積極的な調査へと発展していきます。

調査の始めに祖父が零戦乗りだったこと、特攻隊で亡くなったことを知り、各地の戦友会などに問合せをし、祖父を覚えている人がいないか、いたら話を聞きたい、と手紙を書きます。
そして見つかった「祖父を知っている人たち」の多いこと。
祖父が生きていたら85歳、おそらく、祖父を知っているという人はそんなに多くない、亡くなっている人も多いだろう、というのが主人公の予想でした。
もちろん皆高齢でしたが、どの人も、主人公の祖父をよく覚えており、良くも悪くも印象的なエピソードを語ります。

なぜ、そんなにも「祖父を知る人」が多いのか。
それは、小説の最後の「驚愕の事実」によって、明らかになります。

読んでいる途中は、「なんで都合よく、こんなに祖父を覚えている人がいるの?」と思うこともありますが、最後まで読み進めると、なるほど、納得せざるをえません。
私の祖父も戦争経験者で、今は亡くなっていますが晩年の物忘れが激しくなった時でも、戦時中のことはとてもよく覚えていました。
祖父も特攻隊に志願した人間なので、なんだか、当時の特攻隊の話は、胸が苦しくなる場面も多かったです。

戦争のことを知らない今の世代(若者に限らずです)が読むべき本だと、強く感じた一冊です。

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『空飛ぶ広報室』 有川浩
2013年07月16日 (火) | 編集 |
有川浩の『空飛ぶ広報室』を読みました。
2013年春ドラマで放送されていた「空飛ぶ広報室」の原作です。

原作未読のままドラマを見たので、てっきり主人公は新垣結こと稲葉リカかと思っていたのですが、原作の主人公は空井二尉(綾野剛)なんですね!
私のように原作を見ずにドラマを見た人で、原作を読もうかどうか迷ってるーという人に、ドラマと原作の違いを簡単にお伝えします。

原作では、片山一尉はもう結婚しています。
原作では、鷺坂室長の奥さんは死んだことにはなってません。そして、定年退職もないです。
原作では、稲葉と空井はドラマほどお近づきにはなりません。
つまり、ドラマの方が、原作よりもドラマチックに(笑)仕上がっています。
一番変わらないのは、比嘉一曹です!!

ドラマも原作もまだ、と言う人は、原作→ドラマの方が楽しめると思いますよ!
これから原作を読むよ!という人は、稲葉や空井に、すごく感情移入して読めると思います。

航空自衛隊の広報室を取り扱った物語ですが、マスコミに勤める人は「公平性」や「第三者の視点」の勉強になるし、広報の仕事をしている人は、「広報とはなにか」を比嘉一曹や鷺坂室長が教えてくれます!

そしてなにより、自衛隊をよく知らない人が自衛隊や自衛官をしるきっかけとしては十分な力のある一冊だと思います。

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『三匹のおっさん ふたたび』 有川浩
2013年07月03日 (水) | 編集 |
有川浩の『三匹のおっさん ふたたび』を読みました。
おそらく、”みたび”はないのかな、という印象で、おじさんたち3人と、その周囲の人たちが丁寧に語られています。
あとがきにもありましたが、親世代(祐希の親世代なので、祐希の両親と、シゲさんの息子)の話が意外とボリューミーで、おっさん達が活躍しない章もあるくらいです。
それにしても、祐希はいいやつだね!相変わらず。
早苗ちゃんとも仲良くやっているようで、何よりです。

『三匹のおっさん』を楽しめた人には間違いなく満足いただける内容でした。

そして巻末には、『植物図鑑』のクロスオーバー作品として、「好きだよと言えずに初恋は、」が収録されています。
『植物図鑑』を読んでない人は、おそらくあまり楽しめないと思うので、本編を読んでからにした方が絶対にいいです。
でも、本編を読んだら読んだで、ちょっとだけヤキモキしちゃうのは、既読の方には分かって頂けると思います。

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『バグ』 松岡圭祐
2013年07月01日 (月) | 編集 |
松岡圭祐の『バグ』を読みました。

ある日、日本全国で不可思議な事件・事故が多発。
いずれも子供が起こしたもので、自分の腹を刺す者、逃げている途中に転落する者、マンションの屋上から飛び降りようとする者などなど事件・事故の内容は様々であった。
日々増え続ける不可解な事件・事故の共通点は、
・どの子供も、子ども向けゲーム「アクセラ4」をプレイしていること。
・事件や事故を起こす前に「黒いコートの男」を見た、と訴えていること。

当然のことながら、警察は「アクセラ4」が何らかの影響を及ぼしていると見て、販売元に出荷停止・自主回収を要求し、原因を調査することになった。
しかしここで活躍するのは警察ではなく、「アクセラ4」の販売元であるフォレストという会社の社長さん。
開発担当の社員が疑われたり、ライバル会社の暗躍が疑われたり、問題が多発して社長自身も取り乱したりしながらも、仲間と協力して原因を探っていきます。

そして、結末がなんと意外なことか。
そんなことで、社長のみならず、全国の子供が翻弄されてしまったのかと思うと、本当に憤りすら覚えます。
ですが、そこで終わらないのが松岡圭祐。
ちゃんと、読者の心が穏やかになる仕掛けを用意してくれています!!

身近な人を信じることができない(恋人の態度が疑わしい、浮気しているのか心配、とか)そんな気分になってしまった人に読んで欲しいなぁと思います。

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『あるキング』 伊坂幸太郎
2013年07月01日 (月) | 編集 |
伊坂幸太郎の『あるキング』を読みました。
以前、ブログにコメントを頂いたことがある方の読書感想を読んだことがきっかけで、手に取って読んだ次第です。

つばきです。前回の僕の記事からだいぶ時間がたってしまいましたが、今回は前の僕の記事で宣言した通り、伊坂幸太郎さんの「あるキング」の感想を書いていこうと思います。この作品はおそらく今現在文庫化されている伊坂さんの作品でもっとも新しいものだと思います。それではあらすじです。この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。あるのは、天才野球選手の不思議なお話。喜劇...
あるキング



ただ、タイトルだけが頭にずっと残っていて「そういえば、この本を紹介してる人がいたなぁ、読んでみよう」と思って読んだのですが、なんだかピンときませんでした。
そして今、この記事を書くためにその紹介文を読み直したんですが、なるほど、「今までの伊坂幸太郎作品とは違う」のですね!!
なんせ、私は”初”がこの本だったので・・・
何冊か伊坂作品を読んでからにしておけばよかったなぁと。
多分、初めて伊坂作品を手に取る人が、『あるキング』を読んだ場合は、「伊坂幸太郎、そんなにおもしろくないじゃん」となって、今後は伊坂作品を手に取ることもなくなってしまうのではないか、と危惧されるような、そんな印象です。

さて前置きが長くなりましたが、『あるキング』はタイトル通り”ある”キングのお話です。
そのキングとは「王求」(おうく)という野球少年で、架空の野球チーム「仙醍(せんだい)キングス」にちなんで名づけられ、0歳から死ぬまで、親の影響もあって野球漬けの生活を送る、という設定です。
幼いころにプロ選手の投げた球を軽々打ち返したという経歴を持ち、野球以外のことにはまず興味を持たないという野球少年。
でも、そこには私たちの知っている「野球少年」像はなく、ホームランを打ってもガッツポーズなんてしないし、試合に勝っても、仲間と抱き合うなんてしません。
野球をスポーツとして楽しむというよりは、自分のすべきことを淡々とこなしている感じ。
正直、そんな主人公を見ても、読み手の楽しさはあまりなく。

つまりは、”そんな”主人公が、最後に「なにかのため」に野球をする、ホームランを打つ、のが良いのかしら。
何作か伊坂作品を読んでから読み直したら、また違った感想をもつんだろうか、と思った一冊でした。

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